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三栄書房

プロの目から見る学生フォーミュラとは?

日頃は自動車開発に関して、人員、お金、設備などのリソースをコントロールしているという黒田さん。お仕事の合間には学生フォーミュラ関係の窓口も担当しているそうです。そのため、ご自身もこれまでに3回、スタッフとして大会に参加されているそうです。さて、プロの目から見る学生フォーミュラとはどういったものなのでしょうか?


Q 黒田さんは大会期間中、スタッフとして静的審査の何を担当していたのでしょうか?
A プレゼンテーションの審査員を担当しました。
Q 学生が自分たちの車両のコンセプトや技術的な特徴について説明をする審査項目ですね。プレゼンテーションのコツや要はどのようなところにあるのでしょうか?
A プレゼンは、伝えるべきことに加えて、「売り」として伝えたいことを、真っさらな聞き手にいかに理解してもらえるかという観点で見ています。ですので、内容に加えて、ストーリーや資料が分かりやすく、印象に残るか、またプレゼンターの熱意が伝わるかというところを見ています。プレゼンテーションをする機会は社会に出てからも数多くありますので、相手にうまくアピールすることの難しさを理解するすごく良い経験になると思います。
Q 学生フォーミュラの活動を通じて、学生さんに学んでほしいことは何でしょうか?
A ものづくりだけでなく、企画から設計、宣伝を自分たちで考えて実行し、困難な課題を乗り越える経験をしてほしいです。 物理的にも人間関係でも、タフな経験をすることで、社会に出てワクワクするモノを生み出す仕事が出来るのだと思います。
Q 学生フォーミュラを通じてものづくりに取り組む学生さんへメッセージをお願いします。
A 皆さん、磨けば光る原石です。
自ら考えて動くこの様なものづくりを通じて、若いうちに経験値をいかに多く、また広い範囲で貯め込めるかで、将来の活躍の幅が広がると思います
Q もし黒田さんが学生フォーミュラの車両をつくるとしたら、どんなレイアウトの車両をつくろうと考えますか?
A カテゴリーを飛び出してしまうかもしれませんが、オートバイの操作系そのままのフォーミュラ車両が出来ると運転して楽しそうですね。アクセルとクラッチは手で、シフトとブレーキは足で操作する車両です。微妙なアクセルワーク、クラッチワークもし易いでしょうから。でも、オートバイに乗らない方にとっては、逆に敷居が高くなってしまいますかね……あとは、しっかりとした高性能マフラーを装備して、排気音を楽しめるけど静かな車というのも良いですね。
Q 最後に、富士重工業が学生フォーミュラ大会に協賛する理由についてお聞かせ下さい。
A 若い人たちにクルマに興味を持ってもらいたいこと、そして次世代を担うエンジニアが育ち産業界発展につながればという考えから協賛しております。